長岡支部では、去る11月12日土曜日に「4，3年生保護者向け進路ガイダンス」を開催、140人の方からご来場を戴いた。
昨年進路決定を目前にした4年生保護者の懇親会という形でスタートしたが、非常に好評であったので今年は，対象を3年生に拡げて開催した。
内容は、午前中に山﨑先生の進学について，青柳先生による就職を取り巻く状況、鈴木先生による専攻科進学のメリット、そして専攻科生3人から専攻科を選んだ体験談。
油そば試食会を挟んで、午後から5年生保護者による体験談とした。

進学就職の情報は、学校では機会あるたびに学生には伝えられている内容で、また保護者には学校開催の保護者会、夏の支部懇談会でも学校から説明があったが、進学就職ともまとまった時間での説明は、保護者にとっても進路についての考え方を整理する上で、非常に良かったのでは無いかと思う。
続いて専攻科在籍の3名の学生から専攻を選んだことや、進学してみての体験談を語ってもらった。
3人ともパワーポイントを効果的に使い、最後までアキさせない話で聴衆を引き込んだ。
おそらく聞いていた誰もが、専攻科の実力に感心したことだろう。
専攻科か大学編入か、迷った方の中には吹っ切れた人があったに違いない。

学食の協力を戴き、油そばの試食会で昼食とした。
「高専の油そばっておいしいらしい」という声を聞いて、昨年から暖めていた企画で今回実現できた。
油そばは、はじめてという人もいたようだが、おいしいと好評だった。「子供からトッピングはこうした方がイイの聞いてきたの」といった声も聞かれ、皆さん楽しく食べて戴いた。

午後からは、5年生の子供を持つ6人の役員から、体験談聞いてもらった。
技大編入、高専には無い学部への編入、専攻科進学、就職といろいろなバリエーションの話を経験者が披露した。
進路の決断は、どの家庭もそれぞれ物語がある。
いずれも、どう考えて進路を選らんだのか、不安や迷いを越えて決めた過程を聞いて戴いた。
人の体験談は、それが事実であったと言うことが心を引きつつける。
残念ながら昼食会で帰られた方もあったが、残って聞いて戴いた方の評価は高かった。

子供からの情報が無いといった話は、程度の大小はあるが、どこの家庭にもあることだろう。
子供の話を補足できた、子供と進路について考えるヒントを得た、という声が聞かれた事は嬉しいことだ。
情報の価値はそれぞれ人によって違うが、今回得がたい情報に接して戴けたのではないかと思う。

文責　長岡支部長　高橋芳昭